消毒用エタノール(アルコール)について

  • 2020年05月18日

皆様、こんにちは!
歯科衛生士の窪塚です。
本日は『消毒用エタノール(アルコール)』についてお話します。

新型コロナウイルスの流行により、ご家庭でも手指消毒液や除菌シートなどを購入された方が多いのではないでしょうか?
歯科医院では日頃からアルコール消毒を行い診療所を綺麗にしていますが、更なる新型コロナウイルス対策として、患者様にも手指消毒をして頂いたり、受付まわりやドアノブなども小まめに除菌し、徹底的に医院の中を消毒するようにしています。
この消毒用エタノールですが、ただ使えば良いというわけではありません。
エタノールの殺菌作用や、正しい使い方について簡単にご紹介したいと思います。
消毒用エタノールは細菌やウイルスなど、微生物の持つたんぱく質を凝固したり変性させたりすることで微生物を死滅・不活化させ殺菌効果を示します。
(不活化というのは、微生物の感染力がなくなるということです)
新型コロナウイルスにも効果があるの?と疑問をお持ちの方もいるかも知れません。
消毒用エタノールは、新型コロナウイルスにも効果があります!
ウイルスにはエンベロープと呼ばれる膜を持っているものがいます。エタノールはこのエンベロープを破壊することでウイルスを不活化させることが出来ます。
新型コロナウイルスにエンベロープがあることは確認されていますので、エタノールは効果があるのです!
他にも、インフルエンザウイルスやHIVウイルスなどもこのエンベロープを持っているので効果があります!
ところで、消毒用エタノールを手に擦り込んだ時にスーっと水分が飛んでいくような感覚がありませんか?
実はこの時発生している気化熱によって殺菌されているのです。
その為、消毒用エタノールをつけた後はティッシュやハンカチなどで拭かず、自然乾燥させることが大切です。
手を洗ったあとはしっかりと水分を拭き取り、適量(約3ml)のエタノール(アルコール)をつけ、手全体にまんべんなく馴染ませて自然乾燥させます。これが正しい使い方です。
また、エタノール(アルコール)の濃度によって殺菌効果は変わります。
最も効果を発揮するのがエタノール(アルコール)濃度70〜80%です。
ご家庭で使用する手指消毒液や除菌シートを購入する際は70〜80%の濃度のものを選ぶようにしましょう!
それ以下、またはそれ以上の濃度だと殺菌効果が落ちてしまいますので気を付けてくださいね!

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