【症例】強くぶつけた前歯のインプラント治療|港南台の歯医者 港南台パーク歯科クリニック

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【症例】強くぶつけた前歯のインプラント治療

港南台の歯医者 港南台パーク歯科クリニック|ブログ|【症例】強くぶつけた前歯のインプラント治療|治療前治療後の比較写真

治療内容

外傷に対するインプラント治療

期間

6ヶ月

治療回数

12回

費用

インプラント手術(骨造成含む) 25,3000円(税込)
被せ物(ジルコニアセラミッククラウン+アバットメント)165,000円(税込)

治療前の状態・主訴

70歳女性の患者様です。主訴は『昨日自転車で転んで、前歯をぶつけてしまって、グラグラする』といったものでした。

初診時のレントゲン写真がこちらになります。

港南台の歯医者 港南台パーク歯科クリニック|ブログ|【症例】強くぶつけた前歯のインプラント治療|治療前のレントゲン画像

右上2番目の歯の根が横に折れてしまっているのが分かります。

治療詳細

① 破折片の除去

まずはグラグラしてしまっている割れた歯の頭を除去して、どの程度ご自身の歯が残るのかを確認しました。

除去してみると残った根っこは短く、残念ながら差し歯などに利用できる状態ではありませんでした。当日はとりあえず、見た目を確保するために仮歯を装着して処置終了となりました。

 

② 治療方針の提案

残念ながら抜歯をしなければなりませんので、抜歯した後の治療方法について丁寧に説明を行いました。

<ブリッジ>

両隣の歯を削って、3つつながった被せ物を入れる治療です。

ブリッジについては下記の症例でイメージをご確認ください
【症例】ジルコニアセラミックによる前歯のブリッジ|港南台パーク歯科クリニック

メリット
保険診療可能(保険外の材料もあり)、見た目が良い、治療が比較的簡単、違和感が比較的少ない

デメリット
隣の歯を大きく削る必要がある、隣の歯に負担がかかる、つながった被せ物が入るので手入れしにくい(虫歯や歯周病のリスクが高まる)

 

<入れ歯>

取り外しができる装置を入れる治療になります。

メリット
治療が簡単、隣の歯を少し削るだけで治療が可能、取り外せるので手入れしやすい

デメリット
装置が大きいので違和感が大きい、見た目が悪い(保険外では見た目の良いものもある)、食べ物がつまりやすい、着脱の煩わしさがある、周りの歯に負担がかかる

 

<インプラント>

人工のチタン製の歯根を骨の中に入れて、新しく人工の歯を作る治療です。

メリット
隣の歯を全く削る必要がない、周りの歯に負担がかからない、見た目が良い、ほとんど自分の歯と同じような状態に治療が可能

デメリット
保険がきかない、外科的な処置が必要となる、治療期間が長い

 

上記の説明を行なったところ、患者様はインプラント治療を希望されました。

 

③抜歯

残念ながら残すことができなかった歯の抜歯を行いました。ここからはしばらく、抜歯した部分が治るのを待ちます。

 

④インプラントの治療計画

歯科用CTを用いて骨の状態を詳しく調べ、インプラント治療のシミュレーションを行いました。

 

⑤インプラント手術

局所麻酔(普通の虫歯治療の際の麻酔と同じ)を行い、インプラント手術を行いました。少し骨が痩せてしまっていましたので、骨を増やす手術も同時に行いました。処置時間は1時間程度でトラブルなく処置は終了しました。

術後は少々痛みと腫れがでましたが、お薬を飲んで問題なくコントロールできる範囲でした。ここから3ヶ月ほど、インプラントと骨が結合するのを待ちました。

港南台の歯医者 港南台パーク歯科クリニック|【症例】強くぶつけた前歯のインプラント治療|インプラント埋入時のレントゲン画像

 

⑥仮歯のセットとシェードテイキング

インプラントと骨が無事に結合したので、まずは仮歯を装着して、見た目を確認しました。

港南台の歯医者 港南台パーク歯科クリニック|【症例】強くぶつけた前歯のインプラント治療|仮歯装着時の写真

 

港南台の歯医者 港南台パーク歯科クリニック|【症例】強くぶつけた前歯のインプラント治療|歯の色合わせ

 

⑦最終的な被せ物(ジルコニアセラミック)のセット

周囲の歯と色合わせを行い、無事に最終的な歯が装着されました。

 

港南台の歯医者 港南台パーク歯科クリニック|【症例】強くぶつけた前歯のインプラント治療|最終補綴物装着時の写真

 

港南台の歯医者 港南台パーク歯科クリニック|【症例】強くぶつけた前歯のインプラント治療|最終補綴物装着時レントゲン画像

 

 

治療後の様子

患者様は見た目及び装着感に大変満足されております。

現在、術後1年ほど経過しますが、問題なくインプラントがお口の中で機能しております。

主な副作用・リスク

・予後を完全に保証するものではありません。

 

・インプラントは自由診療での治療となります。患者様のお体・口の状態によってはインプラント治療が適応できないケースもあります。

 

・インプラントは虫歯にはなりませんが歯周病にはなります。ご自身でのセルフケア及びクリニックでの定期的なメインテナンスが大切です。

 

・色調を合わせることはかなり難しく一度で納得のいく色調が再現できないことがあります。その際は再度色合わせが必要になるケースがあります。

<前歯の外傷で抜歯となってしまった場合、様々な治療法があります>

今回のケースでは両隣の歯が健康な良い歯であったため、患者様と相談の上、インプラントにて治療を行いました。

両隣の歯がすでに被せ物が入っているなど、すでに処置されているケースではブリッジ治療も治療方法としては良いと思います。

また外科的な処置が苦手、両隣の歯を極力削りたくないといった方には入れ歯治療も選択肢の一つです。保険診療の入れ歯ですと前歯は見た目の問題がありますので、保険外のノンクラスプデンチャーがこのようなケースではお勧めです。(過去の症例をリンクにして下さい)
ノンクラスプデンチャーについては、下記の症例をご参照ください。
【症例】見た目の良い入れ歯|港南台パーク歯科クリニック

 

インプラント治療も決して完璧で最善の治療ではありません。お一人おひとりにあった治
があるはずです。患者様のお口の状態・希望に合わせて、より最善の治療を提供していきたいと当院は考えております。
他院でインプラントを勧められている方、インプラント治療をしようか悩んでいる方、当院ではインプラントの無料相談も行っておりますので、お気軽にご相談下さいませ。

 

港南台パーク歯科クリニック 院長 川又

 

こちらもご参照ください。
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