子どもの歯肉炎の種類と原因は?歯肉炎のチェック方法も解説|歯科衛生士ブログ|港南台の歯医者 港南台パーク歯科クリニック

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子どもの歯肉炎の種類と原因は?歯肉炎のチェック方法も解説

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こんにちは!港南台パーク歯科クリニックの歯科衛生士です。今回は「子どもの歯肉炎」についてお話ししたいと思います!

 

お子様の歯を磨くのはなかなか難しいですよね。ブラッシングが不十分だったと気づかず、気づいたら子どもが歯肉炎になっていたなんてことも。お子様にもし、以下の症状が見られたら歯肉炎かもしれません!

 

・硬いものを噛んだり、歯磨きをすると歯茎から出血する

・歯肉のフチが赤く丸みを帯びて膨らんでいたり、触るとブヨブヨしている

 

健康的な歯茎は、薄ピンク色で引き締まっており、歯と歯の間が綺麗な三角形をしています。それに対し、歯肉炎の歯茎は全体的にブヨブヨ腫れているのが特徴的です。

 

歯肉炎のなかにもいくつかの種類があり、子どもがかかりやすい歯肉炎は主に4種類に分かれています。

子どもの歯肉炎には具体的にどのようなものがあるのでしょうか?この4種類について詳しく解説します!

 

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①不潔(ふけつ)性歯肉炎

不潔性歯肉炎とは、歯磨きが不十分でプラーク(歯垢)が溜まってしまい歯茎に炎症が起きることで発症する歯肉炎です。子供の歯肉炎で最も多いのがこの歯肉炎です。

 

歯が十分に磨けていないことでお口の中の細菌が増加してしまい、歯茎に傷が作られた際に、そこから感染するケースが多いです。子供の場合は歯磨きの力加減がわからず歯茎を傷つけることもあり、その傷から発症することがあるので力加減には注意が必要です!

 

不潔性歯肉炎になった場合、丁寧に歯磨きをして歯についたプラーク(歯垢)を取り除いたり、歯石を取ったりすることで、多くの場合は治すことができます。

 

②萌出(ほうしゅつ)性歯肉炎

萌出性歯肉炎とは、6歳臼歯(きゅうし)や12歳臼歯など、永久歯の奥歯が生えてくるときに良くみられる歯肉炎です。

 

永久歯は生え始めてから生え終わるまでに期間がかかるので、その間どうしても歯が歯ぐきに埋もれているような状態が続きます。

 

た、奥歯の噛み合わせの面には深い溝があるので、その噛み合わせの面の溝や歯ぐきに被っている部分に汚れがたまり、炎症を起こしてしまいます。

 

この炎症は一時的なもので、歯が生え変わってくるにつれて症状はおさまってきます

 

萌出性歯肉炎になると歯磨きのときに痛みを感じることがあります。予防するには、保護者の方がしっかりと丁寧に仕上げ磨きをすることが大事です!

 

③思春期(ししゅんき)性歯肉炎

思春期性歯肉炎は、主に小学校高学年から中学生(10~15歳ごろ)に見られる歯肉炎です。

 

思春期はホルモンバランスの乱れ生活の変化により、歯ぐきの腫れや出血などの歯肉炎が起きやすい時期でもあります。

 

普通は歯を綺麗に磨いていれば歯茎が腫れることはあまりないのですが、思春期性歯肉炎は、綺麗に歯を磨いても起こり得る歯肉炎です。

 

特に女性ホルモンの影響を受けやすい性質があり、男子より女子に起こりやすい傾向がみられます。

 

予防のためには毎日の歯磨きでしっかりプラーク(歯垢)を落としつつ、栄養バランスのとれた食事や生活習慣を整えることで、ホルモンバランスを安定させることが大切です!

 

④若年(じゃくねん)性歯周炎

若年性歯周炎は、「侵襲性歯周炎」とも言われる歯周病です。

 

子供の頃に歯肉炎にかかり、そのまま放置してしまった場合に発症します。

 

一般的に言われる歯周病は、比較的ゆっくり進行するものですが、「侵襲性歯周炎」は、急速に進行するタイプの歯周病です。

 

歯周病というと50代以降の中高年者に多いイメージがあるかもしれませんが、10代でも発症することがあります。

 

歯周病になってしまうと、お口の中の状態が悪化するだけでなく様々な病気のリスク上げてしまいます。

 

もし子どもの歯肉炎が疑われたら、放置せずに一度歯科医院にて検診をしてもらいましょう。

 

子どもの歯を歯肉炎から守りましょう

 

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子どもの歯を歯肉炎から守るには、何よりも保護者の仕上げ磨きがとても大切になります。

 

仕上げ磨きで綺麗に磨くことはもちろんのこと、子ども自身も歯磨きが上手にできるようにブラッシングの仕方を教えてあげることも重要です。

子どもの歯の磨き方に自信がなかったり、子どもの歯茎の心配がある方は、ぜひお気軽に港南台パーク歯科までご相談ください!当院のスタッフが子どものブラッシングについて丁寧にご説明します。

 

スタッフ一同、心よりご来院をお待ちしております!

 

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