バクテリアセラピーについて|歯科衛生士ブログ|港南台パーク歯科クリニック

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バクテリアセラピーについて

 

こんにちは!港南台パーク歯科クリニックです。

みなさんは『バクテリアセラピー』という言葉をお聞きになったことはありますか?

人の体には約500種類500兆個以上、重さに換算すると約2㎏にもなる膨大な量と種類の菌が生息しています。
この菌は人にとってプラスになる「善玉菌」、病気やトラブルのもととなる「悪玉菌」、優勢な菌に合わせてどちらにもなる「日和見菌」の3種類に分けられます。

 

港南台パーク歯科クリニック|歯科衛生士ブログ|バクテリアセラピーについて|細菌の種類

 

そしてこの菌のバランスが悪玉菌に優位な状態になってしまうと、様々な病気やトラブルを引き起こすことが分かっています。

参照:バクテリアセラピーについて|バイオガイア

 

バクテリアセラピーとは、ノーベル生理学・医学賞の審査本部があるスウェーデンのカロリンスカ医科大学が中心となって開発した最先端の予防医学技術です。
先進のバイオテクノロジーの研究で解明されている優れた善玉菌(プロバイオティクス)によって口内菌のバランスを確保することで、お口だけでなく全身の疾患の治療や予防に役立てるというものです。

治療の妨げにならないだけでなく、その治療を促進し、病気の再発を防ぐといったメリットもあります。

 

当院で取り扱っている【プロデンティス】はプロバイオティクスである『L.ロイテリ菌』を生菌のまま製品にしたものです。

 

 

バクテリアセラピーの3大特徴

 

1. 効果持続性

善玉菌を増やして体質改善を目指します。
体内菌バランスを整え、悪玉菌を抑制します。

 

2. 耐性フリー

悪玉菌に善玉菌を対抗させる方法なので、薬のように悪玉菌に対して耐性を持つことが少ないと考えられます

 

3. 安心・安全

ヒト由来の善玉菌なので体に定着しやすい。
お子様からご年配の方、妊娠中の方まで安心して摂取することが出来ます。

港南台パーク歯科クリニック|歯科衛生士ブログ|バクテリアセラピーについて|子どもからお年寄りまで安全に摂取

<L.ロイテリ菌とは>
80年代初頭環境汚染から隔絶されたアンデスの高山地域に住む女性の母乳から発見されたヒト由来の乳酸菌。
もともと人間の体内にいた善玉菌なので安全で、いくら摂取しても一切の副作用がないことが米国FDA(食品医薬品局)でも証明されていて世界最高峰の安全認証「GRAS」の認証を受けています。

 

 

バクテリアセラピーをおすすめしたい方

 

風邪や歯周病、虫歯の治療においては悪玉菌を殺菌する目的で抗菌剤(抗生物質)が使用されます。しかし、抗菌剤は体内の善玉菌も殺菌してしまうため、多用すると様々な副作用が起こることがあります。
また抗菌剤を濫用することで、抗菌剤の効かない「薬剤耐性菌」を産み出してしまうという問題もあります。

L.ロイテリ菌を使用したバクテリアセラピーは、風邪ですら大きなリスクとなるNICU(新生児集中治療室)などでも実施されている安心、安全な療法です。

歯周病に悩まされている方、抗生物質を避けたい赤ちゃんや妊婦の方、抗生物質の常用によって副作用に悩まされている高齢者の方などに、日頃から疾病予防としてバクテリアセラピーを実施していただくことで、抗菌剤の使用を抑え、薬剤耐性菌を持った方の疾病治療の選択肢として推奨されています

 

 

歯科の分野でバクテリアセラピーが推奨される理由

 

歯科の分野においての疾患といえば「虫歯」「歯周病」です。

これらは主に細菌感染によって引き起こされることが分かっています。

大抵は日頃のセルフケア(ブラッシング・歯間ブラシやフロスによる歯間清掃)や、歯科医院でのメインテナンス(スケーリング・高濃度フッ素塗布)によって予防することができますが、口腔内に常在する細菌をゼロにすることはできません。

先程お話ししたように、細菌のバランスが崩れた時【善玉菌<悪玉菌】に病気やトラブルが引き起こされます。

 

港南台パーク歯科クリニック|歯科衛生士ブログ|バクテリアセラピーについて|細菌のために虫歯や歯周病のイラスト

 

また、お口は空気や飲食物と共に様々な菌の入り口となる重要な部位です。そして歯周病は心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病のリスクを高める深刻な病気です。

口腔内を衛生的に悪玉菌から守ることは全身の健康を守ることにも繋がるのです

 

 

プロデンティスの使用方法

バイオガイア|バイオセラピー 港南台パーク歯科クリニック

 

1日1錠の摂取をします。

プロデンティスに配合されているL.ロイテリ菌は生きた乳酸菌で、消化器官内で増殖します。

成人の大きな消化器官でも、乳幼児の小さな消化器官でも、その大きさに応じて効果的に菌が増えるので、成人でも乳幼児でも摂取目安量は変わりません。

また、生活習慣や食生活などの近代的な生活様式への変化により、体内にL.ロイテリ菌は定着しにくくなっています。毎日、もしくは定期的に摂取することをおすすめします。

摂取のタイミングは、ブラッシングやマウスウォッシュを使用した後、少し時間を空けてからがおすすめです。
歯磨剤やマウスウォッシュには殺菌作用のある薬効成分が配合されていることがほとんどですが、これらによって歯周病菌や虫歯菌とともにL.ロイテリ菌などの有益菌に影響を受ける可能性があるからです。

 

 

健康なお口を維持するために

 

健康なお口を維持するために最も大切なのは、日頃のセルフケアです。

ですが、どれだけ一生懸命にケアしても相手は細菌です。セルフケアだけではカバーできないこともあります

そんなときに、バクテリアセラピーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

また、定期的なメインテナンスについては、港南台パーク歯科クリニックの担当歯科衛生士が患者様のオーラルケアのお手伝いをさせていただきます。

ご興味のある方は当医院へご連絡ください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。

 

港南台パーク歯科クリニック歯科衛生士 大野

 

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